先日、長男が米国で無事産まれ、新生児を迎えた新しい生活にだいぶ馴染んできたところです。

2−3時間ごとに規則正しく起きてくれ、お母ちゃんがおっぱいをあげて、おっぱいを吸いながら居眠りを始め、起こしながらあげていたら、ブリブリっ。オッサンのような音で立派にします。

おっぱいが終わったら、げーーーーっと、ハイキングウォーキングのような大きなゲップ。
赤ちゃんというよりは、新しい生物がやってきたような感じです。

さて、今回は米国での出産費用を完全公開です。いくらかかったのか?安くする方法はあるのか?

出産前・出産に関わる全費用(保険無し)

日本とアメリカの出産での大きな違いは保険。日本は、妊娠は病気ではないので保険のカバーはないのですが、アメリカは保険でカバーされます。

しかし、私のアメリカ赴任はJ-1で、日本の会社で入ってくれた保険は長期の海外旅行保険のため出産はカバーされません。そのため、保険適用をしてもらうためには、アメリカの保険に個人加入する必要があります。

しかしこの保険加入がくせ者。日本みたいにいつでも入れるものではなく、毎年11月ー1月にしか、加入ができない。この加入受付期間を過ぎていたので、保険に入ることができませんでした
そのため、全部保険無しで出産費用を賄うことを覚悟する必要がありました。

以下が出産前、出産に関わる全費用です。

妊婦の出産前定期検診・医師の出産時の立ち会い・出産後の検診1回分セット価格 $3,600-
諸々の検査費用       $732.5 - 
妊婦へのワクチン  $131.99 - 
出産時の病院への費用  妻  $11,365.59 - 
             新生児 $3,941.61- 
合計        $19671.69 (2,360,602円) 
 

海外で出産をするとざっくり200万円ぐらいかかる、という噂を聞いておりましたが、だいたいその通りになりました。これは正常分娩だったので、帝王切開などの場合はもっと費用はかかっていたでしょう。

なんとか安くする方法はないのか?

覚悟はしていたもののやはり経済的に痛い。なんとかならんものか?

まず、病院のフィナンシャルアドバイザーに聞いてみる。保険無加入の場合は、一律2割割引がきくとのこと。いったいどういう親切心なのかよくわからんが、割引があるのだから受けておくことにしよう。

そして日本の健保の仕組み。こちらで出産一時金は頂けます。40万4000円は頂けます。

そして、ありがたいことに、私の勤めている会社から出産に関わる費用で、差額分は至急してくれるようです。

ですので、今回の場合、

(11365.59 + 3941.61) x 0.8 x 120 - 404000 = 1,065,491円

を負担していただけるようで。助かります。。。

妊婦の出産前定期検診・医師の出産時の立ち会い・出産後の検診1回分セット価格 $3,600-
諸々の検査費用       $732.5 - 
妊婦へのワクチン  $131.99 - 
出産時の病院への費用  妻  $ 0 - 
             新生児 $ 0 -  
合計        $4464.49 (536.338円) 

ここでやめておけば、余計な仕事を増やす必要がなかったのですが・・・

あれ、保険が入れるじゃないか・・・?

以前保険の相談をしていたブローカーから、クリスマス前に連絡がありました。

「保険加入受付中だよ。出産は1月だよね。カバーされるよ。」

お、そうなのか!? ならば、再計算だ。目論見はこうだ。

妊婦の出産前定期検診・医師の出産時の立ち会い・出産後の検診1回分セット価格 $3,600-
諸々の検査費用       $732.5 - 
妊婦へのワクチン  $131.99 - 

*上記は支払済で保険でカバーはされない。

*以下出産時の費用を保険でカバーし、総額30万で抑えることができれば、健康保険の一時金から10万程度利益がでる。会社負担を受けなければ、負目も感じなくてすむ。

出産時の病院への費用  妻  $11,365.59 - 
             新生児 $3,941.61- 

 
というわけで、10万円の欲に目がくらんで 保険加入を急遽実行。しかし、その決断が新たなイバラの道へと足を踏み入れることになってしまった。

続きは次回。。。